白山文化圏をめぐる
旅の窓口
霊峰白山に見立てた三つの屋根を持つ博物館。建物へ続く橋とゆるやかな坂道は、美濃禅定道を表しています。館内には白山登拝を擬似体験できる大型映像をはじめ、白山信仰の歴史・文化を伝える展示が広がっています。
館内に入ってすぐに広がる大型映像では、山に分け入る登拝者を追体験しながら白山の魅力を感じることができます。映像の部屋を抜けた先は”下界”となり、美濃馬場の白山信仰ゆかりの地や文化が紹介されています。また、美濃馬場を中心とする白山信仰の貴重な文化財を紹介する文化財展示室、先人が生み出した道具を通じた白山麓の営みを紹介する展示室もあり、博物館全体で白山の信仰や文化を擬似体験できる仕組みになっています。
-
白山三山をモチーフとした施設外観。
-
三馬場にゆかりの地図や写真パネルの展示。
テーマ展示室では、「白の世界」「山の世界」「山と里をつなぐ人」「白山への畏敬と感謝」の4つのテーマで白山信仰の歴史と文化を学ぶことができます。インフォメーションプラザでは、白山の三馬場とともに美濃馬場から白山へ続く禅定道と、道中にある白山信仰が根付く場所が写真パネルで紹介されています。また天井には、毎年一月六日に催される長滝白山神社の例祭「六日祭」の際に縁起物として掲げられる5つの花笠が吊るされており、いつでもその雰囲気を感じることができます。
-
江戸時代の郡上宝暦騒動(郡上一揆) の傘連判状。
-
白山麓の里山に暮らした先人の知恵や道具の展示。
文化財展示室では、美濃馬場の長滝白山神社や長瀧寺、阿名院が所蔵するさまざまな文化財を入れ替えながら展示し、白山信仰の隆盛を紹介しています。歴史民俗展示室では、江戸時代の郡上藩で起きた農民一揆である「郡上宝暦騒動」をテーマに当時の資料やパネルで解説展示し、郷土の歴史を伝えています。
エリア内のみどころ
-
博物館の外観
三つの屋根は白山の三山、手前の橋は白山中居神社に架かる宮橋、周囲の遊歩道は白山禅定道を模しています。
-
テーマ展示室
白山信仰の歴史と文化を、「白、山、人、畏敬と感謝」の4つのテーマで紹介しています。
-
インフォメーションプラザ
白山を中心に設けられた、美濃、越前、加賀の三馬場とそのゆかりの地を紹介しています。
-
文化財展示室
隆盛を誇った往時の白山信仰の歴史と文化を伝える美濃馬場の文化財を紹介しています。
-
ふるさと生活展示室
白山麓に暮らした先人の知恵と風土が生み出した生活品の品々や、人々の暮らしを展示紹介しています。
-
歴史民俗展示室
江戸時代の代表的な農民一揆として知られる「郡上一揆」を、当時の資料やパネル等で紹介しています。
スポット情報
住所 | 〒501-5104 岐阜県郡上市白鳥町長滝402−11 |
---|---|
電話番号 | 0575-85-2663 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
白山文化を読む
白山文化博物館に関する記事